カラー後のサロントリートメントで色落ちが防げる3つの理由と選び方

「カラーした後は美容室でサロントリートメントをする方がいいの?」

「カラー後のサロントリートメントは値段が高いけど、具体的にどんな効果があるの?」

本記事ではそういった疑問に、美容師歴10年以上の私「にっしゃん」がお答えしていきます。

まず結論から言うと

カラー後は絶対にサロントリートメントをしてください!

サロントリートメントをカラー直後に行う事で

  • 色持ちを良くする
  • ダメージをそれ以上進まなくする

といった効果があります。

この記事では

この記事を読んでわかる事
  • カラー後にするサロントリートメントでヘアカラーがきれいに持つ理由
  • どんなサロントリートメントをするのがいいのか

を詳しく解説しています。

にっしゃん

サロントリートメントは1,000円~10,000円以上の物まであるが、安いメニューでもやらないよりは絶対にやったほうが色持ちが良くなります!

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カラー後のサロントリートメントの効果

カラー後のサロントリートメントの効果

カラー後のサロントリートメントには、主に3つの目的があります。

  • ダメージが進まないようにする
  • 髪の毛のpHを整えてキューティクルを閉める
  • 毛先のまとまり(潤い)を出す
にっしゃん

ひとつづつ解説していきます!

ダメージ進行のストップ

カラーの後にサロントリートメントをすることで、髪の毛のダメージがそれ以上進んでしまわないようにしてくれます。

まずそもそも、カラーの染まる仕組みとは・・・

カラーの染まる仕組み
STEP
キューティクルを無理やり開かせる

カラー剤に含まれるアルカリ剤の力によって、無理矢理閉じているキューティクルを開きます。

STEP
メラニン色素を分解して髪色を明るくする

地毛の色は、このメラニン色素によって決まっています。

STEP
別の色味を入れて内部で発色させる

明るくなった部分に、カラー剤の色を入れてきれいなカラーに仕上げます。

という事を毛髪内部で行っています。

もともとあるものを置き換えるので、当然髪の毛には少なからず負担がかかってしまうわけです。

そして怖いのは、美容室でシャンプーしてもらっても髪の毛の中には、シャンプーで流れきらなかった「残留アルカリ」というものが残ってしまいます。

カラーの中に含まれるアルカリ剤は、髪の毛をアルカリ性に傾かせることでフタをしているキューティクルを開かせて内部に薬剤を浸透させる役割があります。

髪の毛は通常はお肌と同じで、弱酸性が髪にとって良いとされています。

この残留アルカリが残ってしまい髪の毛がアルカリ性に傾いてしまう事で

  • 毛髪内部が不安定になりダメージしやすくなる
  • アルカリに傾くことで開いたキューティクルが、引っ掛かってはがれやすくなってしまう

といった事が起こってしまいます。

サロントリートメントをカラー後にすることで、これらのダメージが家に帰ってからもそれ以上に進行しないようにしてくれる効果があるので、できる限り余裕のある場合はサロントリートメントをしてもらうようにしましょう。

アルカリ除去によるキューティクルの引き締め(流出防止)

サロントリートメントには、残留してしまったアルカリ剤のアルカリ除去をして髪の毛のフタであるキューティクルを閉じさせる効果があります。

前の項目でも説明したように、髪の毛はアルカリ性に傾いてしまうとキューティクルが開く性質があります。

カラー後いつまでもアルカリ剤が内部に残っていると、キューティクルが開きっぱなしになってしまうのでせっかく綺麗に入ったカラーが髪の毛の外に流出してしまう原因になります。

そうなると、カラーの持ちも格段に悪くなってしまうので長く楽しむためにはトリートメントをしてしっかりとアルカリ剤を除去しておくことをおすすめします。

毛先のまとまりを出しカラーも逃げないようにする(コーティング効果)

カラー後にサロントリートメントをしてもらうと、トリートメントのコーティング効果によって

  • カラーの色味を内部に閉じ込める
  • 毛先の手触りをツルツルにする
  • 毛先のまとまりを良くする

といった効果が期待できます。

色持ちだけでなく見た目や手触り感も当然、きれいに見せることができます!

にっしゃん

サロントリートメントには、カラーの事がしっかりと考えられた栄養分がぎっしりと詰まっているので、少し値段が高くなるのですが良い効果しかないので是非やってみて下さいね!

どんなサロントリートメントをすればいいの?

どんなサロントリートメントをすればいいの?

美容室によって

  • シャンプー台で完結する簡単なもの
  • 席に戻って温めたりしてしっかりと入れ込むもの
  • ストレートアイロンを間で入れたり仕上げに使うもの
  • ホームケアが付いているもの  など・・・

様々なトリートメントを取り扱っています。

結局自分にはどれが一番合ってるの?

それぞれ美容室によって扱っているメーカーや種類も違いますし髪質によって合うトリートメントはそれぞれなので、担当の美容師さんに「カラーの色持ちを良くするならどれをすればいいですか?」と質問してみましょう。

担当の美容師さんならではの、あなたに合ったトリートメントをおすすめしてくれますよ!

にっしゃん

個人的にカラーの色持ちのオススメトリートメントは「ホームケア付き」のトリートメント
お家でもしっかりとコーティングできる分、はるかに持ちが良くなります!

カラー後のサロントリートメントのまとめ

カラー後のサロントリートメントのまとめ
この記事のまとめ
  • サロントリートメントのカラー後の効果
    →ダメージの進行を止める
    →アルカリ除去でキューティクルを閉じる事でカラーの流出防止
    →コーティングで毛先のまとまりとカラーを逃げないようにする
  • どんなトリートメントをすればいいのか分からない時は担当の美容師さんに聞く
    →ホームケア付きのトリートメントだと家でもコーティングしてくれるためカラーが持ちやすい

きれいなヘアカラーを持たせるうえでは、美容室でするサロントリートメントは必要不可欠なメニューです。

カラーをした後に何もしないで置いておくと、髪の毛のダメージとともに必ずヘアカラーの色素が流出してしまい、すぐに色おちの原因となってしまいます。

ただ、少しお値段もするものなので余裕があればしておくことをおすすめします。

にっしゃん

ヘアカラーの色を持たせる全ての方法のまとめは「【完全保存版】プロが教えるヘアカラーの色持ちを良くする方法15選」をご参考ください!

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