「緑髪が色落ちすると黄ばんで汚く見えるのはなんで?どう整えればいい?」
「緑がすぐくすんで汚くなる…色持ちを良くする方法はある?」
にっしゃんそういった疑問に美容師歴15年以上の私「にっしゃん」が詳しく解説していきます!
緑髪は見た目のインパクトも抜群で、派手すぎずに個性を出すカラーの中でも人気の高い色です。
全体が緑髪でなくても、インナーカラーだけだったりワンポイントで緑にする人も少なくありません。
しかし実際に染めてみると、「退色スピードが速い」「黄ばみが出やすい」「くすみやすい」といった悩みも多く、綺麗に維持するのが難しいカラーでもあります。
結論から言うと、緑髪が綺麗に続くかどうかは【黄ばみのケア+緑の補充】をどれだけ習慣化できるかでほぼ決まります。
そして緑を補給できるカラーシャンプーは数が非常に少ないため、「何を選ぶか」で色持ちが大きく変わってきます!
この記事では、美容師として実際に現場で感じた発色の変化や、退色しやすい理由、カラーシャンプーの選び方までを分かりやすくまとめました。



緑髪を楽しみたい人が知りたかったこと全部を詰め込んだ完全ガイドです。
\緑の色味がすぐ抜ける人にまず試してほしい!/
>>>青髪にしようとして緑になってしまった時の対処方法は「青髪の色落ちが汚い!?シルバーor緑になる2つの条件と3種類のカラーシャンプーの選び方」で解説しているのでこちらをご覧ください!
なぜ緑髪は汚い色に褪色しやすいのか?3つの理由


緑髪が綺麗に見えるか、黄緑やくすんだ緑に変わってしまうかは、褪色の仕方によって大きく変わってきます。
そもそも緑を綺麗に出そうと思うと、ブリーチをしてから緑を入れる必要があります。
>>>「ブリーチの色持ち期間|ハイトーンにしたい人必見!必ず知っておいたほうが良い7つの事」
ここでは、緑髪が汚い色に抜けやすい理由を、美容師の視点から分かりやすく3つにまとめました。
理由①:そもそも「黄みに負けやすい」色だから
緑は 青+黄色 の組み合わせで作られています。
そのため褪色が進むにつれて、
といった流れで、キレイに染めた緑髪が色落ちしていきます。
結果、黄緑・くすんだカーキのような色になりやすい傾向があります。
理由②:緑は“色相バランスの変化が目立ちやすい”色だから
緑は青と黄色の中間に位置する「中間色」のため、褪色でどちらかの色味が少し変化するだけで、全体の色相が大きくズレて見えやすい特徴があります。
青みが少し弱くなったり、黄みが少し強くなるだけで、黄緑・カーキ・グレー寄りなど全く違う色に見えやすいのが緑髪の難しいところです。



美容師としても、緑髪が「急に汚く見える」ケースは、このわずかなバランス変化の目立ちやすさによるものだと感じています!
理由③:ハイトーンベースのためダメージの影響を受けやすい
緑髪はキレイに色を出そうと思うと、ブリーチが前提であることが多く、ダメージが進むと色素の保持力が低くなりさらに褪色スピードが加速します。
特に、
- 紫外線
- ドライヤーの熱
- 半乾きのまま放置する
- 摩擦
こういった日常のダメージが褪色を早める大きな原因になります!
緑髪を綺麗に長持ちさせるための3つのケア方法


緑髪は他の色よりも褪色しやすいため、どんなケアを続けるかで仕上がりが大きく変わります。
ここでは、美容師としておすすめしたい効果が出やすい3つケア方法を紹介します。
方法①:緑の色素を補給する(メインケア)
緑髪を綺麗に維持したいなら、抜けて行ってしまう緑色をまずは補充することが最優先です!
ただ、日本国内では緑系のカラーシャンプーが非常に少ないのが現状。
その中でもカラーガジェット ピスタチオグリーン
- 緑をしっかり補給できる
- 透明感のある緑が保ちやすい
- 放置時間を調整する事で、明るい緑〜濃い緑まで扱いやすい
といった、緑髪の色落ちを防ぐ特徴があります。
緑髪をキープするなら、まずはグリーン系のカラーシャンプーをメインにすることで色持ちが格段に良くなります。
>>>カラーガジェット ピスタチオグリーンの実際に使ってみた詳しいレビューは「【カラーガジェット】ピスタチオグリーンを美容師がレビュー|緑系のカラーを抜群に良くしてくれるカラーシャンプー」で解説しています!


方法②:ムラサキシャンプーで黄ばみをしっかり抑える(少しだけ紫を加えて使う)
前の項目でも解説した通り、緑髪が汚く見える最大の原因は黄ばみ。
黄ばみが強く出ると、一気に緑色が濁って見えてしまいます。
そこで黄ばみの補色である「ムラサキシャンプー」は、この黄ばみをしっかり抑えるのに非常に役立ちます!
ただし、ムラサキシャンプーを単品でガッツリ使うと、緑とのバランスが崩れて色が濁ってしまうことがあります。
そこで美容師としておすすめなのは、
グリーンシャンプーに少しだけ紫シャンプーを混ぜて使う方法!
これなら、
- 補色のムラサキで黄ばみをしっかりカバー
- 緑の色味を崩さない
- 透明感を綺麗に整えられる
という、一番ちょうどいい仕上がりになります。
どの程度色が抜けているかにもよりますが、緑3:紫1か緑4:紫1くらいの割合で使う事で、紫もそんなに主張しすぎずにキレイな透明感のあるカラーに仕上がりやすいです!
方法③:シルバーシャンプーは必要な時だけ使える黄ばみケア
緑髪なのにシルバーシャンプー?と思う方も多いかもしれません。
シルバーシャンプー同じ寒色系のカラーシャンプーなので相性は悪くありません。
そして、カラーシャンプーによっては少し青味が強いタイプのシルバーシャンプーを使う事で、青+黄色で黄ばみを抑えながら、結果的に緑をきれいに見せることができます。
緑髪の色持ちケアの中では「必要なときだけ取り入れるサブケア」という位置づけ。
日常的に使う必要はなく、黄ばみが少し気になる日や、色の透明感をほんの少し整えたいタイミングだけ使えば十分でしょう!



メインとなるのはやはり「グリーンシャンプー」!
しっかりと色味を補充できるので、色持ちがめちゃくちゃよくなります。
緑髪におすすめのカラーシャンプー3タイプ


緑髪を綺麗に保つためには、どんなカラーシャンプーを選ぶかがとても重要です!
ここでは、緑髪と相性の良い3タイプを分かりやすくまとめました。



それぞれの特徴を比較しながら紹介していきます。
グリーン系カラーシャンプー(メインの色補充のケアに)
グリーンシャンプーはどんな緑髪にしたいかによって仕上がりが変わるため、種類ごとの特徴で選ぶのがポイントです。
中でもカラーガジェット ピスタチオグリーン
- 明るい透明感のある緑をキープしたい
- 単純に緑を長持ちさせたい
- 濁りのない抜け感のある緑にしたい
- 黄ばみが出やすい髪質でも扱いやすい
こういったニーズに向いていて、実際に使用した中でも放置時間によって染まりが変わるため、色のコントロールがしやすいと感じました。
他ブランドでは、緑味が淡すぎてそんなに染まらなかったり、青寄りに寄りやすいものもありますがカラーガジェット ピスタチオグリーン
\色が抜けやすい緑髪の心強い味方はこちら/
>>>より詳しい発色の比較を見たい方はこちら
ピスタチオグリーンの検証レビュー
ムラサキシャンプー(黄ばみをしっかり消したいときに)
黄ばみが強く出てしまったときに頼りになるのがムラサキシャンプーです。
「黄色味をしっかり抑える」という役割に特化したケアだと思ってもらうとイメージしやすいです。
ただ、紫だけをガッツリ使ってしまうと、緑とのバランスが崩れて色が濁って見えることがあります。
そこでおすすめなのが、
この使い方なら、
- 黄ばみはきちんと抑えられる
- 緑の色味はしっかりキープできる
- 透明感のある仕上がりになりやすい
という、グリーンカラーにとってもちょうど良いバランス色味の補充ができます。
色が抜けてしまって黄ばみが気になるときに、ポイントで取り入れる黄ばみリセット用として持っておくと便利なカラーシャンプーです。
\黄ばみが強く出た日のレスキュー用に/
>>>黄ばみの補正力を詳しく見たい方はこちら
ラベンダーパープルの検証レビュー
シルバーシャンプー(必要なときだけ使う黄ばみケア)
シルバーシャンプーは、緑髪ケアの中では必要なときだけ使うサブ的な黄ばみケアという立ち位置のカラーシャンプーです。
ムラサキほど強く黄ばみを飛ばすというよりは、
- ほんのり黄ばみを整えたい日
- 少しだけ透明感を足したい日
に軽く取り入れるくらいがちょうどいい使い方です。
毎日使う必須アイテムではなく、「今日はちょっと黄ばみが気になるな」というタイミングでだけ使うケアとして考えると失敗しにくいです。
\毎日は不要だけど持っておくと便利な1本/
>>>使い心地を確認したい方はこちら
N.シルバーの検証レビュー



基本の色持ち良くするカラーシャンプーのメインはグリーン系カラーシャンプー、そのうえでムラサキ・シルバーを状況に応じて足していくイメージですね!
緑髪のカラーシャンプーの最適な使い方


グリーン系のヘアカラーを綺麗に維持するためには、カラーシャンプーの「使う頻度」や「使う順番・使い方」がとても大切です!
ここでは、グリーン・ムラサキ・シルバーのそれぞれをどんなタイミングで使うとグリーン系のカラーが長持ちしやすいのかをまとめました。
グリーンシャンプーの頻度
- 緑色をしっかりと濃く保ちたい→週3~4回
- ナチュラルな緑をキープする→週1〜2回
緑髪は少し多めに色を補給すると安定しやすいです!
放置時間


- 3~5分:しっかりと黄ばみが抑えられて、透明感のある明るい緑に
- 7~10分:発色が良くなり更に濃く緑が色が入る
- 10分以上:それ以上は放置しても肉眼だとそこまで分からない仕上がり
必要以上に長く置いても大きく色が変わるわけではないので、まずは短めの放置時間から様子を見るのがおすすめです!
シルバー・ムラサキの併用順番
緑感を損ないたくない場合は、シルバーシャンプーの後にすぐにグリーンシャンプーをするのもOK
割合は3:1か4:1でグリーンシャンプーに少しムラサキシャンプーを入れるようにすると、緑の色味を邪魔せずに黄ばみを消すことができます!



グリーンカラーの調整には、最後に少しだけグリーンを足してあげるとヘアカラーとも馴染んで、緑髪が一番きれいに見えやすいです!
>>>カラーシャンプー全体に共通する効果的な使い方については「【徹底検証】カラーシャンプーが染まらない人必見!究極の使い方8Step」で詳しく検証解説しています。
緑髪の色落ちで汚くなってしまった時の対処方法


緑髪が色落ちしてくると、黄ばみの出方や緑の残り具合によって色の見え方が大きく変わります。
放置してしまうと緑がくすんできて一気に「なんか汚く見える…」と感じることもありますが、髪の毛の状態さえ分かれば対処方法はとてもシンプルです!
ここでは、緑髪が崩れて見えるときによく起きる2つの状態と、それぞれに合った迷わずできる対処方法を紹介します。
① 黄緑っぽくなった(黄ばみが強いとき)
【状態の特徴】
黄色が前に出て、緑が弱く見えている状態。
元の緑自体は残っているけど、黄ばみが勝ってしまっていることで「明るい黄緑」に見えているケースです。
今すぐできる対処方法
グリーンシャンプーを使用(3〜5分)
→ 緑の色味を復活させやすく、明るい黄緑を自然な緑に寄せられる。
黄ばみが強い日は「少しだけ」ムラサキシャンプーを混ぜる
- グリーン:ムラサキ=4:1 程度
- 黄ばみだけを抑え、緑の色味はそのまま保てる
- 混ぜる量は本当に少量でOK
ポイント
ムラサキを入れすぎると色が濁りやすいので、あくまでもグリーンシャンプーが主役でムラサキは補助のイメージが大切!
② 緑が薄くなった(色味が抜けてぼやけて見えるとき)
【状態の特徴】
黄ばみよりも緑そのものが足りていない状態。
「くすんでる」というよりも、そもそも緑の色素が少なくなってぼやっと見えているケースです。
今すぐできる対処方法
グリーンシャンプーを数日続けて使う
- 使用頻度:週3〜4回(必要なら毎日)
- 放置時間:10分前後
→ 薄くなった緑をしっかり戻すには、緑の色味の補充が最優先!
少しだけ黄ばみを感じる場合の調整
- その日だけムラサキ or シルバーシャンプー
- 翌日から再びグリーンシャンプーに戻す
→ 緑を邪魔せずに透明感だけ整えられる!
ポイント
薄く見える方向に抜けているときは、グリーンでの色味の補充が最短で綺麗に見せる方法!
迷ったらグリーンシャンプーを選べば間違いありません。



汚く見える日でも、原因はほとんどが黄ばみか色素不足のどちらかです!
そこを見分けるだけで仕上がりが変わってきます。
緑髪の人が絶対にやってはいけない5つのこと


緑系のヘアカラーは日々の習慣で色持ちが大きく変わります。
特に下の5つは退色が早くなる原因になりやすいので注意してみてください!
- 高温アイロン(180℃以上)を毎日使う
- 熱によって緑の彩度が落ちやすい。できれば160℃以下が安心。
- ドライヤーせず半乾きで放置する
- 濡れたままにすると髪の毛のキューティクルが開いてしまうため褪色が加速するので、必ずすぐ乾かす。
- 紫外線対策をしない
- 寒色系のカラーは紫外線分解されやすいので、日に当たると抜けやすくなる。
- 洗浄力の強いシャンプーを毎日使う
- キューティクルが開き、色が流出しやすくなってしまう。
- セルフカラーで上から別色を重ねる
- 濁り・ムラの原因に。
- 色味を大きく変えたい場合は、無理にセルフで直さずプロに任せる方がきれいに整えやすいです。



習慣を少し見直すだけでも、緑髪の色持ちはぐっと安定します。
>>>カラーの色持ちに関する情報は「【完全保存版】プロが教えるヘアカラーの色持ちを良くする方法15選
」でさらに詳しく解説しています!
よくある質問(Q&A)
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- 緑髪はどのくらいで褪色が気になり始めますか?
-
早い人だと1〜2週間で黄ばみが見えてきます。
ケアを続ければ3週間以上きれいに保てることもあります。
- 黄ばみが出ると一気に汚く見えるのはなぜ?
-
緑が薄くなると、もともとの黄色が前に出るためです。
黄ばみの強さによって仕上がりの見え方が大きく変わります。
- グリーンシャンプーはどれくらいの頻度で使えばいい?
-
しっかり緑を保ちたいなら週3〜4回。
ナチュラルに維持したい場合は週1〜2回でも十分です。
- 黄緑っぽくなってしまった日はどうすればいい?
-
グリーンシャンプーで整えることができます。
黄ばみが強い日は少量だけムラサキを混ぜるとより戻りやすくなります。
- 緑が薄くなって全体がぼやけてきた時の対処は?
-
緑の色素が不足している状態なので、数日続けてグリーンシャンプーを使うと色味が戻りやすいです。
- 紫外線で色落ちしますか?
-
します。
寒色系である緑は特に紫外線の影響を受けやすいため、外出が多い日はUVケアがあると色持ちがよくなります。
- 市販シャンプーでも代用できますか?
-
緑の補給ができず、洗浄力も強いものが多いので色落ちは早くなりがちです。
緑髪期間だけでもカラーシャンプーを併用して使う方が安定します。
- 緑をやめたい時はどうしたら失敗しませんか?
-
セルフで別の色を染めてしまうと濁りやすいため、色の方向性を変える場合はサロンで相談する方が仕上がりがきれいです。
- カラーシャンプーの放置時間はどのくらい?
-
軽い補給なら1〜3分、または3~5分、しっかり入れたい日なら5~10分ほどが目安です。
カラーガジェット ピスタチオグリーンの場合は10分以上置いても大きく変わりません。
まとめ


- 緑髪が汚く見える主な原因
→黄ばみが強く出てしまう
→緑の色素が不足してくすんでくる
→ブリーチ毛でベースが明るく褪色しやすい
→熱・摩擦・乾燥・紫外線による退色ダメージ - 緑髪を綺麗に保つための整え方
→普段は緑系のカラーシャンプーで色素を補充する
→黄ばみが気になる日は「グリーン+少量ムラサキ」で補正
→透明感だけ欲しい日は「シルバーをその日だけ」併用
→シャンプー後はすぐ乾かしてキューティクルを閉じてダメージを軽減 - 緑髪の色持ちを良くする日常ケア
→カラーシャンプーを習慣的に使う
→低温アイロン(140〜160℃)を使う
→洗浄力の優しいシャンプーを選ぶ
→濡れた髪はすぐに乾かすようにする
→摩擦・熱・紫外線をできるだけ抑える
緑髪は色落ちすると黄ばみやくすみが目立ちやすく、少しの変化でも印象がガラッと変わるカラーです。
ただ、原因を「黄ばみが強いのか」「緑の色素が不足しているのか」の2つで見分けるだけで、調整の仕方はかなりシンプルになります。
普段はグリーンシャンプーを中心にヘアカラーの土台を作り、必要な日にだけ他のカラーシャンプーを足して調整します。
特に
- 黄ばみが強い日 → グリーン+少量のムラサキ
- 透明感だけ整えたい日 → シルバーをその日だけ併用
の組み合わせは、黄ばんできた時や透明感を出したい時に有効で、グリーン系のカラーをする人は1本づつは持っておいて損はないカラーシャンプーになっています!
また、日々のケアも緑髪の色持ちに直結します。
ブリーチ毛は特にカラーの色落ちが早いので、低温のアイロン、シャンプー後はすぐ乾かす、洗浄力が優しいシャンプーを選ぶといった普段のお手入れを意識するだけで色持ちがかなり変わってきます!



グリン系のヘアカラーは少しの工夫で仕上がりが安定します!
今日からできるケアで、色をきれいに保っていきましょう。
\緑髪の色をしっかりキープしたい人はこちら/
\ 緑髪の黄ばみをやわらげたい人はこちら /
\透明感だけ軽くえたい人はこちら/










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