「イロプラスって5種類あるけど、どれを選べば失敗しないの?」
「アッシュとかピンクって書いてあるけど、自分の髪に本当に合うのか分からない…」

こういった疑問に、日々様々なカラーシャンプーを比較検証している現役美容師である私「にっしゃん」が人気のカラーシャンプーであるイロプラスを全種類解説していきます!
イロプラスは、美容室で染めたキレイなヘアカラーを保ちたい人向けの「カラーシャンプー」として人気のシリーズです!
色の染まりは他のカラーシャンプーと比べても、しっかりと色が入るアイテムでカラーの色持ちを良くしたい人から、今の嫌な色味をカバーしたい人まで幅広く使えます。
そして、イロプラスはバリエーションが5種類!
- アッシュ
- ミルクベージュ
- シアーグレージュ
- ピンク
- パープル
と、どれを使っていいのか分からないアイテムもあるかと思います。
そこでこの記事では、そんな「結局どれが一番いいの?」「違いは?」と悩んでるあなたに、実際にイロプラスを使って比較した結果をもとに5種類の特徴と選び方をプロの視点で分かりやすく解説します!



すでに気になるアイテムがある人は、それぞれのさらに詳しく解説した個別記事も張っておくので、そちらも参考にしてみて下さい!
【比較表】イロプラス カラーシャンプーの違いは?
イロプラス カラーシャンプー全5色の違いを徹底解説!カラー別の特徴と選び方
それぞれのカラーごとに、色味の違いやおすすめの髪色、発色の強さなどが微妙に異なります。
ここからは、美容師目線でイロプラスの各カラーごとに特徴を詳しく解説していきます!



気になるカラーシャンプーがあれば、それぞれ個別で詳しく解説しているのでそちらも参考にしてみて下さい!
イロプラス アッシュ




イロプラス アッシュ
短時間の使用(5~10分)でもほんのり寒色系のカラーが入り、15〜20分しっかり置くとアッシュの青味とくすみ感がバランスよく発色します。
黄ばみ消しの紫も入っているのですが、仕上がりの色としては紫よりも青〜グレー寄りの仕上がりになるため、シルバー系やモノトーンカラーをキープしたい人にもおすすめ!



アッシュ系カラーの色落ち後の、黄ばみを消してくれるので緑っぽくならず自然に寒色を補正してくれるのが魅力です!




イロプラス ミルクベージュ




イロプラス シャンプー ミルクベージュ
同シリーズのシアーグレージュよりは、ベージュ寄りなイメージ。
色の発色はやや控えめですが、3〜10分にかけて徐々に発色していき15分ほどになると色の発色が落ち着いてきます。
色は「柔らかいグレー系ベージュ+パープル」が配合されている色味です。
なのでブリーチなどの明るい髪に使うことで、ハイトーンカラーの黄色味を抑えつつベージュの柔らかさが出てくれます。
ベージュ〜ライトブラウン系の髪色に自然になじむため、ハイトーンカラーの黄色味を抑えたい人はもちろん、ブリーチをしていないベージュ系のカラーの色の補充にもおすすめです!



ブリーチ毛に使っても色が入りすぎず、ナチュラルに透明感を出してくれます!




イロプラス シアーグレージュ




イロプラス シアーグレージュ
色の発色時間は、7分くらいからしっかりと色が入ってきて、15分になると結構濃く発色します。
色味は、「グレージュ+少量のパープル」。
若干のパープルが入っている事でハイトーンの黄ばみをしっかりと打ち消してくれて、グレージュの色味が邪魔されることなくキレイに発色してくれます。
そのため、仕上がりは透明感と程よいくすみ感のあるグレージュに仕上がります。
ただし注意点として、赤味を消すことには少し弱いです。
なので暗髪(6~8レベル程度)のようなブリーチをしていない髪の毛だと、アジア人特有の赤味がオレンジっぽく出てしまうので、イロプラス シアーグレージュ



ハイトーンカラーで、透明感のあるグレー系が好きな人にはかなりおすすめのカラーシャンプーです!




イロプラス ピンク




イロプラス ピンク
イロプラスシリーズの中でもっとも高発色で、短時間でもしっかり色が入ります!
短時間の3分の段階でも、しっかりと黄色味を打ち消してピンクに染まります。
また更に濃い目に色を出したい場合は、時間を置けば置くほど濃く色が発色してくれます!
ピンク系~レッド、オレンジ系まで暖色系のカラーとの相性が良く、色落ちが進んだ後の髪にもしっかりと色を補充してくれます!
ハイトーンカラーの髪色にももちろん、暗めのピンクブラウンなどの髪色でもばっちりと色持ちを良くしてくれます。



ピンク系カラー特有のツヤ感をアップさせる効果もあり、放置時間によってほんのりとした優しい発色からしっかりピンクを出すまで、様々なニーズに合わせる事ができます!




イロプラス パープル




イロプラス パープル
シルバーやグレー・ホワイト系カラーとの相性が良く、ハイトーンの髪色が褪色してきて黄ばんできた黄色味をしっかりと打ち消して、透明感とくすみ感をプラスしてくれます。
放置時間としては、3分おいただけでも黄色味が無くなっていることが分かります。
更に時間と置いてみると、10分ほどでかなりしっかりとムラサキが発色していることが分かります。
ただし、ハイダメージ部分にはかなり色を吸ってしまって、その部分だけくすんでしまうので心配であればはじめは短時間の使用から始めるとよいでしょう!



容量は少ないですが、しっかりと発色してくれるので毎日使う必要はなく、2~3日に1回の使用でいけるため意外と長くキレイなカラーを楽しむことができます!




目的別!イロプラス カラーシャンプーの選び方


「色持ちを優先したい」「透明感を出したい」「くすませたい」など、人によって求める仕上がりはさまざまです。
ここでは、髪の状態や理想の色味に合わせて、どのカラーシャンプーを選べばいいのかを分かりやすくまとめました。
目的・悩み | おすすめカラーシャンプー | ポイント |
---|---|---|
ホワイトブリーチをきれいにキープしたい | パープル | 色味を足しすぎず、白っぽさを保ちながら黄ばみ補正。放置時間は短時間からの使用をオススメ! |
黄ばみを自然に抑えたい | アッシュ/パープル/ミルクベージュ | 黄ばみを消しつつ、くすみや透明感をプラス |
くすみ感と透明感を両立させたい | シアーグレージュ/アッシュ | 暗くせず、ナチュラルにくすませたい人に最適 |
鮮やかなピンクや暖色系カラーを長持ちさせたい | ピンク | 短時間でも発色し、急遽の予定にも◎ |
柔らかいベージュ感を保ちたい | ミルクベージュ | 黄ばみを抑え、髪を柔らかく見せたい人におすすめ |
寒色系カラーを長持ちさせたい | アッシュ/シアーグレージュ | くすみと透明感をキープし、色落ち後もきれいな寒色に |
ラベンダー系カラーをキープしたい | パープル/ピンク | 紫味を補充しながら退色を防ぎ、色持ちを良くする |
短時間ケアで色味を整えたい | ピンク/パープル | 5〜10分で発色し、忙しい日でも手軽にカラー補充 |
ブリーチ後のオレンジ色を落ち着かせたい | アッシュ/シアーグレージュ | 温かみを抑えて柔らかく見せる効果あり |
自然なトーンダウンをしたい | シアーグレージュ/アッシュ/ミルクベージュ | 明るさを残しつつ落ち着いた印象に仕上げる |
イロプラス カラーシャンプーに関するよくある質問


- 黒髪に使っても色は入る?
-
色素は入りますが発色しづらく、黒髪では大きな変化は見られにくいです。
ただし、カラー後の持続目的での使用は可能なので、美容室で染めたピンクブラウンやオレンジブラウンを維持するために補助剤として使うと、色持ちが長く楽しめるようになります。
- 混ぜて使っても大丈夫?
-
複数のカラーシャンプーを混ぜて使っても大丈夫です!
例えば黄色みが強い髪の毛に対して、アッシュにしたい場合「アッシュ+パープル(少量〜半分)」を混ぜることで黄ばみが打ち消されます。
なりたい色によって、好みで混ぜることができるのもカラーシャンプーの魅力です!
- 他のカラーシャンプーと併用できる?
-
可能ですが、発色の仕方がそれぞれのメーカーによって違うため、どんな発色をするのかが読めないことがあります。
- 毎日使っても大丈夫?
-
基本的に毎日使っても問題ありませんが、髪質によっては色が入りすぎる場合があります。
様子を見ながら頻度を調整しましょう!
色が濃く入りすぎたり一部に入りすぎて色ムラが気になる人は、週2〜3回の頻度がベストです。
- 放置時間は長い方がいい?
-
長い方がしっかり色は入りますが、髪質によっては乾燥しやすくなるので、長くても10〜15分が目安。
手軽に使いたい方は3分〜5分でも効果あり。
髪のダメージや求める発色に合わせて調整しましょう。
- 色が入らない原因は?
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髪のスタイリング剤などの影響で髪がコーティングされていて、色が入りづらくなっている場合があります。
カラー前のシリコン除去や先に一度通常のシャンプーで洗うことで、取り除かれて入りやすくなることがあります。
まとめ:迷ったら「目的」で選べばハズれない


放置時間や使用頻度によって、発色の強さが違うのがカラーシャンプーの面白いところです。
イロプラスは透明感のあるアッシュやグレージュのような寒色系から柔らかいミルクベージュやピンクなどの暖色系までそろっているので、髪色の系統やなりたい印象にあわせて最適なカラーシャンプーが見つかります。
どれを選ぶか迷ったときは、今の髪色や「どんな風に見せたいか」を基準に選ぶのが失敗しないポイントです!
ただし最後にデメリットとして、イロプラスは全体的に保湿力が弱いです…
そのため、使用する時はしっかりと保湿やダメージ補修のできるトリートメントと併用して使うことをオススメします!
実際に全種類試してみたからこそ分かる「髪色との相性」や「仕上がりの雰囲気」なども、個別レビュー記事に詳しく掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。



カラーシャンプーは、選び方ひとつで色持ちも仕上がりも大きく変わるので、ぜひ自分に合ったカラーシャンプーを見つけてみて下さい!
各カラーの詳しい個別レビューはこちらから
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