青髪って、一度はやってみたいカラーですよね!
深みのあるネイビーから透明感のある水色まで、同じ「青」でもバリエーションは無限大。
でも、実際に染めてみると、
「青髪にしたけどすぐに色が抜けてしまう・・・」
「青髪が抜けてきたら緑色になってきた・・・」
といった声もよく聞きます。
でも実は、この色落ちの変化も含めて青髪の魅力なんです。
鮮やかな青髪から、くすんだグレー、そして時にはほんのりシルバーがかった色へ。
時間が経って退色する事で、髪色が変わっていく“過程”も、ヘアカラーの楽しみ方のひとつ。
この記事では、
- 青髪の色が抜けてしまう原因
- 青髪の色持ちの期間
- 青髪にオススメのカラーシャンプー
- カラーシャンプーの効果的な使い方
- 青髪が抜けた時にするバーになる時と緑になる時の違い
を詳しく解説していきます!

美容師歴10年以上&カラーに特化したわたし「にっしゃん」が、「青髪をもっと長く楽しむ」ためのカラーシャンプーの選び方と使い方を、根拠に基づいてわかりやすく解説していきます!
青髪がすぐ色落ちする理由は?実は「流出」じゃなく「分解」だった


青の染料が抜ける理由は、「洗ったら流れるから」もありますが主な原因ではありません。
実際は、紫外線や熱によって「染料が分解されて退色する」ことが大きな原因です。
特に注意したいのは以下の3つ!
- 紫外線
- 日光に含まれる紫外線が染料を分解する
- 熱
- ドライヤー・アイロンの高温が色素を壊す
- 摩擦+水分
- 毎日のシャンプーやタオルドライによる刺激
最近では髪の毛に使える紫外線対策のスプレーなども発売しています。
>>>髪の毛の紫外線対策に関しての詳しい解説は「紫外線によるヘアカラーの色落ちをさせないための紫外線対策3選
」でしています!


シャンプー中やシャンプー後には、髪の毛同士を強くこすらないように優しく拭きあげる事で髪の毛の摩擦を最小限に抑える事ができます。
また熱の対策では、乾かす前にオイル系の洗い流さないトリートメントを付ける事で、髪表面をコーティング・保護してくれるため熱による影響を緩和してくれます。
さらに温度を120~140くらいの低温にすることで、色味が分解されてしまうのを抑えることができます。


青髪の色持ちの期間


青髪の色持ちは一般的に2〜4週間と言われていますが、色持ちの期間は髪質や使用するケアアイテム、ブリーチの状態によって大きく変わります。
早い場合は1週間で落ちてしまう事もあるので、あくまでも目安にしてください!
青髪の色持ちに影響を与える3要素
- ブリーチの明るさ
- ブリーチを何回しているのか?で髪の毛のダメージにより、より明るい方が色が抜けやすくなります。
- シャンプーの頻度
- 頻繁に洗うと、その分色落ちが早まります。特に強い洗浄力のシャンプーを使うと色が抜けやすくなります。
- 紫外線と熱
- 紫外線やヘアアイロンの高温も色落ちを加速させます。
これらを避けることで、青髪の色持ちを延ばせます。



青髪の色持ちを少しでも長く保つためには、カラーシャンプーやダメージケアアイテムを使うことで持たせることができます!
次の項目では青髪を持たせるのに一番オススメなカラーシャンプーの解説です!
青髪におすすめなカラーシャンプーって何?


カラーシャンプーとは、染料がほんのり含まれているシャンプーのこと。
普通のシャンプーとは違い、洗いながら色を少しずつ補充してくれるので、退色をゆるやかにしてくれるんです。
青髪におすすめなカラーシャンプーは主にこの3タイプ!
- ブルー(アッシュ)カラーシャンプー:青の色味を補充することで色味を長持ちさせる
- シルバーシャンプー:色が抜けて来た時のシルバーが長持ちする
- ムラサキシャンプー:黄色の補色で黄ばみを抑えてくれる
どれも青髪にはぴったりのカラーシャンプーなのですが、使うタイミングがそれぞれ異なるため持たせたい髪色となりたい髪色によって使うカラーシャンプーを選択する事が重要です!



それぞれのカラーシャンプーの使う目的と使うタイミングは、次の項目で解説していきます!
青髪に対するブルーシャンプー、シルバーシャンプー、ムラサキシャンプーの使い分け


前の項目で説明したように青髪の色を長持ちさせるために使うシャンプーには、ブルーシャンプー、シルバーシャンプー、ムラサキシャンプーの3つがあります。
それぞれに特徴があるので、正しく使い分けることが大切です。
1.ブルー(アッシュ)シャンプー
- 使用シーン
- 青髪の色持ちを維持したい時や、色落ちが気になる場合。
- 目的
- ブルーシャンプーは、青髪からの退色していく過程で色を補充する役割があります。退色しやすい青髪を長持ちさせるために、青色を補充しながら色持ちを良くします。
- 特徴
- 青髪の「青」がまだ残っていて色味が鮮やかである時や、色落ちが進んで緑っぽくなるのを防ぐために使います。


2. シルバーシャンプー
- 使用シーン
- 青髪が退色して、グレーやシルバーに近づいてきたときに使用。
- 目的
- シルバーシャンプーは、黄色みや赤みを抑える効果があり、青髪が退色してグレーっぽくなった際に、シルバー感を引き立ててきれいな髪色をキープできます。
- 特徴
- 青髪が退色して、グレーやシルバー系に近づく過程で使うと効果的です。


3.ムラサキシャンプー(紫シャンプー)
- 使用シーン
- 青髪が退色して黄色っぽくなってきたとき。
- 目的
- ムラサキシャンプーは、黄色味を抑える効果があります。青髪が色落ちして黄色やオレンジが強くなることを防ぎ、退色後もきれいに保つことができます。
- 特徴
- 退色してきた黄色味に補色の関係である紫色が入ることによって、黄色を打ち消して無彩色のグレージュ系のカラーに透明感のある綺麗な色味を保つことができます。


使い分けのポイント
- シルバーシャンプーは、青髪がグレーやシルバーに退色してきた時に。
- ムラサキシャンプーは、黄色やオレンジっぽく退色し始めた場合に。
- ブルーシャンプーは、青髪がまだ鮮やかで色持ちを保ちたい時に使うと効果的です。
自分の青髪の状態に合わせて、これらのシャンプーを使い分けることで、長期間キレイな色味を楽しむことができます。
青髪向け!おすすめカラーシャンプーと使い方のコツ
オススメのカラーシャンプー3選
商品名 | 商品写真 | 特徴 |
---|---|---|
N. シルバーシャンプー | ![]() ![]() | 色落ち後の黄ばみを抑え、シルバー感をキープ。 |
カラーガジェット ブルーベリーアッシュ | ![]() ![]() | 青髪の色味を補充しながら、透明感あるブルーに。 |
イロプラス カラーシャンプー(ブル-) | ![]() ![]() | しっかり青色を補給できる。鮮やかな青を長持ちさせたい人に。 |
>>>各おすすめのカラーシャンプーのレビュー記事はこちら↓
効果的な使い方のポイント
- 熱いお湯で洗わない(37℃前後がおすすめ)
- シャンプーの前に水分を切ると色の入りがよくなる。
- ブルーシャンプーの場合、ダメージ部分には色が入りすぎて毛先がムラになるることがあるので、はじめは短時間から放置。
- 優しく泡立てて、しっかりと色を入れる場合は5分~15分放置が◎
- 乾かした後は冷風でしっかりキューティクルを締める
>>>カラーシャンプーの詳しい使い方は「【徹底検証】カラーシャンプーが染まらない人必見!究極の使い方8Step」で解説しています!


青から緑になる?それともグレー?色落ちの違いに関する2つの要素


青髪の色落ちは、すべてが同じように進むわけではありません。
同じブルー系のカラーでも、退色後に「緑っぽくなる人」と「グレーっぽくなる人」がいるんです。
これは主に以下の2つの要素が関係しています。
1. ブリーチの明るさ(ベースの黄み・赤み)
- 明るさの足りない(12〜14レベル)のハイトーンに青を入れた場合、黄色が強く残るので退色時に緑っぽく見えやすいです。
- 逆に、しっかりと黄色みが消えるくらいのハイトーンのベースに青をのせた場合は、青が抜けると灰色・グレーっぽく見えやすくなります。
2. 使用した染料の種類と比率
- 紫みのあるブルー(ブルーバイオレット)は退色後にグレーやシルバーになりやすい。
- 緑みがかったブルー(カーキアッシュやターコイズなど)は、そのまま緑にフェードしやすい傾向にあります。



つまり、「青が抜けて緑になった…」と感じるときは、ベースが黄みに寄っていた or 青に緑が含まれていたことが原因かもしれません。
染める前に、どう色落ちさせたいかをイメージすることが大切です。
Q&A:青髪によくある質問


- 青髪ってどれくらい色持ちするの?
-
青髪の色持ちは2〜4週間が目安です。
ただし、髪質やブリーチの具合、使用するシャンプーによって色持ちが大きく変化します。
色落ちを防ぐためにはカラーシャンプーや色持ち用のケアアイテムを使うと長期間キレイなカラーを維持する事ができます。 - 青髪に染めると、どうして緑っぽくなるの?
-
青髪が緑っぽくなる理由は、ベースとなる髪の黄みや入れるカラーの色味の種類の影響です。
特にブリーチで髪が明るくなると、黄色みが強く出るため、青が退色すると青+黄色で緑っぽく見えがちです。
またカーキアッシュやターコイズなどのカラーで青髪にしている場合も、カラー内に含まれる緑みが退色後の緑に繋がってしまいます。 - 青髪の色落ちをもっと楽しむ方法はある?
-
青髪の色落ちを楽しめると、長期間髪の毛を綺麗に見せる事ができます!
色が変わる過程を楽しむためには、退色後の色味に合わせたカラーシャンプーを使うことが大切です。
例えば、グレーっぽくなったらグレーシャンプーを使うことで、シルバー感をキープできますし、黄色っぽくなったらラベンダー系のムラサキシャンプーを使う事で黄色味を消してグレージュ系のカラーにすることができます。 - どうして青髪は色落ちが早いの?
-
青髪は、紫外線や熱などによって分解されてしまう事で、抜けやすいという特徴があります。
また、日本人の髪質は赤や黄の色素が強いので、青が抜けるとその下にオレンジやオレンジブラウンなどの色味が出てきやすくくなり、色落ちが目立つこともあります。 - 青髪の維持方法で気をつけるべきことは?
-
青髪を維持するために気をつけるポイントは以下の通りです。
- 紫外線を避ける:紫外線によって染料が分解され、色落ちが進みます。外出時は帽子や日焼け止めを使うといいでしょう。
- 高温を避ける:アイロンやドライヤーの高温も色落ちを加速させます。120~140度くらいの温度でするのが理想です。
- カラーシャンプーを活用:定期的にカラーシャンプーを使って、色味を補充することで青髪を長持ちさせることができます。
まとめ:青髪の色落ち、どう楽しむ?


- 青髪がすぐに色落ちしてしまう原因
- 青髪は紫外線や熱によって分解されて色が退色する
- 主な原因は「紫外線」「熱」「摩擦+水分」
- 青髪を長く楽しむためのヘアケア
- 髪の毛の紫外線対策をする
- アイロンやコテは高温にしすぎない
- 乾かすときはヘアオイルをつけてしっかりと乾かす
- 青髪の色落ちの期間
- 一般的には2~4週くらい
- ただしヘアケアやブリーチ、ダメージ度合いによって1週間程度で落ちてしまう場合もあり
- 青髪におすすめなカラーシャンプー
- ブルー(アッシュ)カラーシャンプー:青の色味を補充することで青を持たせる
- シルバーシャンプー:色が抜けてきたときのシルバーを持たせる
- ムラサキシャンプー:黄ばみを抑えてくれる
- 青髪のカラーシャンプーの使い方のコツ
- 熱いお湯で洗わない(37度前後がおすすめ)
- シャンプーの前に水分を切ると色の入りがよくなる
- ブルーシャンプーはムラにならないようにはじめは短時間から放置していく
- しっかりと色を入れる場合は5~15分放置
- 乾かした後は冷風でキューティクルをしっかりと閉めておく
- 青髪の色落ちが緑やグレーになる違い
- ブリーチの明るさ
- 明るさが足りずに黄色やオレンジ色のように色が残ってしまっていると退色後に緑っぽくなりやすい
- しっかりと君が消えるくらいのハイトーンに青を入れた場合、色が抜けるとグレーっぽく抜けてきやすい
- 使用した染料と種類
- 緑みがかったブルーはそのまま緑に退色しやすい
- 紫みのあるブルーは退職後グレーに退色しやすい
- ブリーチの明るさ
青髪の最大の魅力は、色落ちの過程も楽しめること!
さらにその色落ちを味方につけることが大切となってきます。
色落ち後をどんな髪色にしたいかで、
- ブリーチの回数(どこまで色を抜くのか)
- 何系の色味で青髪にするのか
を上手にコントロールする事で、青髪を最大限に楽しむことができます。



本記事を参考に、あなたのなりたい理想の青髪を手に入れて長くきれいな髪色を楽しんでみてくださいね!






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