「ムラサキシャンプーってよく聞くけど、どんな時に使うの?」
「ムラサキシャンプーの効果的な使い方を教えて!」
そういった疑問に、美容師歴10年以上の私「にっしゃん」が詳しく解説していきます!
ムラサキシャンプーを使うと、具体的には
キラキラした金髪の「黄色」を打ち消して、少しマイルドに上品にすることができます!
カラーをしていて色が抜けてくると、キラッとした黄色が出てきてパサついて見えてしまったりした経験はないでしょうか?
そういった色が抜けて痛んで見える髪の毛のギラつきを、無くして透明感のある髪色にしてくれます。
この記事では
- ムラサキシャンプーの効果
- ムラサキシャンプーの効果的な使い方
- ムラサキシャンプーの使用頻度
- ムラサキシャンプーって痛むの?
を詳しく解説しています。
私も色が抜けてくるとムラサキシャンプーを使って、少しでも色がキレイに見えるようにしています!
>>>カラーシャンプー全体の効果を知りたい人やカラーシャンプーの種類を見たい人は「カラーシャンプーの効果と選び方|効果を引き出す8つの使用手順」で詳しく解説しています。
ムラサキシャンプーとは?
ムラサキシャンプーとは、「カラーシャンプー」の中の一種類でシルバーシャンプーやピンクシャンプーなどあるうちの一つです。
カラーシャンプーの中にはそれぞれ、カラーの色素が入っています。
そのカラーの色素をシャンプーする度に、髪の毛の中に「少し」入れるというものです。
なので、ムラサキシャンプーだと紫の色素を少しだけ髪の毛に入れるシャンプーという事になります。
でも、髪の毛を紫にしたいわけじゃないのにムラサキシャンプーを使うの?
それは髪の毛のもともとの色によって使うカラーシャンプーと目的が変わってくるので、次の項目で説明しますね!
ムラサキシャンプーの効果|キラキラした金髪が無くなる!
ムラサキシャンプーの効果は、ズバリ
「キラキラした金髪が少しマイルドになります!」
その他にも
- 髪の毛の透明感を出す
- ミルクティーやベージュなどの色味を持たせる
といった効果もあります。
金髪がムラサキシャンプーで消える原理
髪の毛の色は、色相環という色の関係が深く関係してきます。
この色相環、学生時代に美術の授業なんかで目にしてる人も多いのではないでしょうか?
そしてこの配置を良く見て頂くと、黄色の反対側に紫があることが分かります。
この反対の位置関係にある色同士を【補色】と言います。
そして補色同士は、ヘアカラーの場合お互いの色が打ち消し合うという性質がありこれを使って金髪の黄色味を消すという原理です。
なので色が抜けきってしまった金髪の髪の毛に対して、ムラサキの色素を入れるという事は紫になるのではなくお互い消し合って柔らかいベージュのような色になります。
【手順】ムラサキシャンプーの効果的な使い方
ここからは、手順解説でムラサキシャンプーの効果的な使い方を解説するよ!
まずは洗う前の準備として、しっかりとお湯で予洗いします。
しっかりすすいでおくことで、約70%の汚れが取れると言われており髪の毛の中に紫シャンプーの色素を入れるための土台を作ります。
軽く髪の内部に残った水分を切っておくことで、ムラサキシャンプーが水分によって必要以上に薄まる事を回避できます。
しっかりとムラサキシャンプーの色味を入れたい場合は、軽く水分を取っておきましょう。
タオルでとってもいいのですが取りすぎると泡立たなくなってしまうので、軽く握るくらいでとる方が後々シャンプーしやすいです。
実際にムラサキシャンプーで洗っていきます。
しっかりと髪の毛を洗った後、紫色の泡が付いている状態で約10分ほど放置します。
こうする事で、しっかりと髪の毛の内部に色味を入れることができキレイに黄色味を消してくれます。
泡を洗い流す時は、流しすぎないように注意が必要です。
ムラサキシャンプーの色素は毛髪の内部までしっかりと入っているわけではなくって、キューティクルの間に挟まっているような感覚です。
そのため流しすぎるとすぐ取れてしまい、乾かしても効果が実感できなくなってしまいます。
最後にトリートメントでしっかりと髪の毛の周りをコーディングすると同時に、髪の毛に水分補給をしておいてあげましょう。
この時もムラサキシャンプーの色素は取れやすい状態なので、トリートメントを付けて揉み込み過ぎたり時間を置きすぎると色落ちの原因になってしまいます。
なので、中間~毛先にトリートメントを付けたらサッと手早く流すようにします。
重要なのは
- 泡のまま10分ほどパック
- 流しすぎない
この2点を守ってキレイな髪色を維持しましょう!
効果的な使用頻度は次の項目で説明しています!
ムラサキシャンプーのタイミングと使用頻度は?2~3日に一度
ムラサキシャンプーを使用する場合・・・
カラーした直後
- 2~3日に1度程度の頻度
色が抜けきって黄色っぽさが気になる時
- 毎日使用する
といった目安で使用することをおすすめします。
染めてすぐは、カラーの色もキレイに入っているので使用してもそこまで色が変わらないため変化が分かりずらいと思います。
ただ、このタイミングで使っておくことで日々抜けて行ってしまっている色味を徐々に補充していっているので、きれいなカラーを長持ちさせることができます。
ムラサキシャンプーは痛むの?
ムラサキシャンプーではそこまでの痛みにはなりません!
そもそもカラーで痛んでしまう原因は、カラー剤の中に含まれるアルカリ成分が髪のキューティクルを無理やりこじ開けて、その隙間からカラーの成分を入れ込むことによる痛み。
ムラサキシャンプーにはそういったアルカリ剤は含まれていないので、ムラサキシャンプーだから痛むという事はありません。
ただ、「そこまで」と書いたのは普通のシャンプーでも摩擦や油分を取ってしまう事での痛みがあるためで、ムラサキシャンプーにもそういった若干の髪の毛への影響はあります。
そして普通のシャンプーと比べると、ムラサキシャンプーによっては保湿成分などが少ないものもあるので少しキシみが出るようなシャンプーもあります。
ブリーチをしている人の場合、これ以上は痛ませたくないと思うもの!
紫の色味の強さと保湿度合など、自分に合うシャンプーを探してみましょう!
まとめ
- ムラサキシャンプーとは、ムラサキの色素が入ったシャンプーで少しだけ髪の毛に色を入れることができる
- ムラサキシャンプーの効果
→金髪のキラッとした黄色味を消す
→髪の毛に透明感を出す
→明るめのベージュ系の色味を持たせる - ムラサキシャンプーを使う時は
→しっかりと泡パックをする
→流す時はサッと手早く流す - ムラサキシャンプーで痛むという事はない
ムラサキシャンプーは、黄色味が出て来た金髪にこそ効果を発揮します。
ブリーチして色が抜けてしまった金髪は、そのまま放っておくと
- パサパサして見える
- 痛んで見える
- 疲れて見える
- まとまりがなく見える
などのデメリットがあります。
髪の毛をキレイに見せるためにも、毎日のケアにムラサキシャンプーを取り入れてみてはいかがでしょうか!?
>>>ヘアカラーを持たせる方法のすべての方法は「【完全保存版】プロが教えるヘアカラーの色持ちを良くする方法15選」で詳しく解説しています。
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