「ブリーチをした後のヘアカラーの色持ちはどれくらいの期間持つの?」
「色落ちの原因は?持たせるようにするにはどうすればいいの?」
こういった疑問に、美容師歴15年以上の私「にっしゃん」が分かりやすく解説していきます!!
私自身も、5年以上ブリーチを続けているので実体験も込みで解説していきますね!
まずはブリーチの後のヘアカラー(オンカラー)がどれくらい色が持つのかというと、わずか1週間~3週間で金髪に戻ってしまいます・・・
めっちゃ早いですよね・・・!?
これを美容室で説明してくれなくてブリーチしてしまって、色持ちが悪くて助けを求めてご来店のお客様もいらっしゃいました。
ただ、一回ブリーチをやってしまうと内部の組織が破壊されてしまっているので正直、その部分が伸びてきて切ってなくなるまで元の色持ちに戻すことは難しくなります。
それくらい重要なのでブリーチをする上では、知っておいた方がいい事なんです!
そしてブリーチする上で、もう一つ知っておいた方がいいのが「オンカラーの色を持たせる方法」ですよね!?
それも以下の項目で解説していくので、読み飛ばしたいという人は目次を使ってください!
この記事では
- ブリーチの後のオンカラーの色持ち
- ブリーチの後のオンカラーの色が落ちてしまう要因
- ブリーチ後のオンカラーで色を持たせるヘアケアの方法
を、詳しく解説していきます!
ブリーチをする前には、絶対に知っておいた方がいい事なので、ハイトーンカラーを考えている人は、是非参考にしてみて下さい!
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ブリーチ後のオンカラーは1~3週間で色が抜けます!
ブリーチをすると、髪の内部、外部ともにとても繊細な状態になります。
そのためにオンカラーで色味を入れたとしても色素が定着しにくく、わずか1~3週間で色が抜けます。
特にハイトーンカラーなどの明るい色味は抜けやすく、染まりあがりが明るいカラーはより髪色が抜けて金髪に戻るまでが早くなる傾向にあります。
ブリーチ後の髪の毛をキレイに保つには、定期的なメンテナンスが必要となり、色持ちを良くするためにはしっかりとしたヘアケアが重要になります!
ブリーチをすると色落ちが早くなってしまう7つの原因は?
ブリーチ後の髪は色落ちが早い理由がいくつか存在します。
髪のダメージや染料の定着の難しさが主な原因です。
以下で具体的に考察します。
ブリーチを同じ個所に何回しているか?
ブリーチを髪の毛にすると、毛髪のもともと持っているメラニン色素を内部から破壊して、それによって髪の毛が徐々に明るくなります。
ただし一回で全部のメラニン色素が破壊されて色味が無くなるのではなく、髪質にもよりますがすればするほど徐々に明るくなっていき、最終的には白っぽい金髪に近づいていきます。
- ブリーチ1回 → 赤味の残ったオレンジイエロー
- ブリーチ2回 → 赤味が取れた金髪
- ブリーチ3回 → 金髪から更に黄色さが取れてくる
- それ以降 → どんどん白っぽくなっていく
さらにブリーチの回数が多ければ多いほど、髪の内部、外部ともにダメージを負ってしまいます。
これは言ってしまえば、髪の毛の表面にボコボコと穴ぼこが開いているような状態になるため、髪の毛の中のヘアカラーの染料の流出を早めてしまいます。
過度なブリーチは、色持ちの悪化加速させてしまい、色落ちを早める大きな要因となります。
理想的には、
- 仕上がりが、どんなカラーにしたいか?
- それにはどこまで色を抜かないといけないのか?
といった事をプロの美容師さんと話しあう事で、最小限のブリーチで希望の色を達成することが色持ちを良くする第一歩です!
オンカラーでどんな色味を入れるのか?
オンカラーの色味自体も色落ちの速度に影響します。
色味にはざっくりと3種類あります。
- 暖色系
- 寒色系
- ブラウン系
の3種類で、それぞれ色の落ち方が違います。
そのためその人の私生活に合わせたカラーじゃないと、色落ちが早まってしまう原因になります。
ブラウンが一番色の持ちが良いのですが、ブラウンを入れると少し色が濁ってしまうので、キレイな透明感のあるブリーチ後のオンカラーをするには少し不向きです。
上記の比較表を参考に、外によく出る人紫外線によく当たるのであれば暖色系の方が持ちやすくなります。
また、一日のシャンプー回数が多い人などは暖色系だと抜けやすくなってしまうので、寒色系をお勧めします。
このように、選択する色味によって色持ちが変わります。
カラーの色味の濃さ
カラーの色味の濃さは、色落ちの速さに直接影響します。
カラーの染まりあがりが暗めのからーだと当然、色持ちが良く
逆に明るめに染めると、色落ちは早くなります。
なので選択として、
- 染めたてを自分のやりたい淡いカラーに持って行くのか
- はじめは暗くてもいいから濃くカラーを入れておいて抜けて来てからだんだんと淡くなっていくのを楽しむのか
のどちらかの選択になります!
染めたてを淡いカラーにすると、すぐに落ちて金髪になってしまうため、キレイに保つには定期的に早い感覚でカラーをする必要が出てきます。
髪質
髪質も色持ちに大きな影響を与えます。
基本的には、太い毛質の人のほうがカラーをしっかりと保持する能力があります。
逆に細い毛質の人は、毛髪内部に入り込むカラーの染料も少なく、抜けていくのも早くなってしまいます。
さらに毛質が細い人の場合、ブリーチによるダメージも受けやすくなってしまうため、カラーの褪色もさらに加速してしまうことになります。
自分の髪質を理解し、それに合わせた適切なケアを行うことが、色持ちをよくするにはかなり重要になってきます。
技術力
美容師の技術力も色持ちに影響を与えます。
経験豊富なスタイリストは、髪質や希望のカラーに合わせて適切な薬剤を選定し、施術中のダメージを最小限に抑えてくれます。
お客様のなりたいカラーに対して何回のブリーチがいるのか?どれくらいの濃さのカラーを入れるのか?といった見極めもかなり重要です。
技術力の高いサロンを選ぶことで、理想のカラーが長続きする可能性が高くなります。
信頼できる美容師に相談することが大切です!
薬剤
使用する薬剤の質も、色持ちに大きく影響します。
ブリーチにも
- 通常のブリーチ
- ダメージは無視のとりあえず明るくする力の強いブリーチ
- ダメージを最小限に抑えて明るくするケアブリーチ
が存在します。
当然ケアブリーチを使って髪の毛を明るくしてあげることで、髪の毛のダメージが最小限に抑えられるので、そのあとのオンカラーの色味が内部で保ちやすくなります。
また、オンカラーの薬剤も通常のカラー剤を使うより、高発色のカラー剤が各メーカーから出ているため、そういったカラー剤を使用することでよりきれいなヘアカラーが長持ちするでしょう!
カラー剤の種類に関しては、素人目には判断できないので信頼できる美容師さんに相談してみよう!
家でのお手入れ
家でのお手入れも、色持ちに影響する重要な要素です。
ブリーチは、ヘアケアをしっかりしてあげる事で少しでもカラーの色持ちをよくすることができます。
普段の生活で気を付けたいポイントは
- カラー用のシャンプーを使う
- カラーシャンプー、カラートリートメントを使う
- シャワーの温度は38度以下で洗う
- 洗い流さないトリートメントでドライヤーの熱から守る
- 髪の毛をお風呂上りにすぐに乾かす(濡れてる時間を短くする)
- 紫外線に気を付ける
- 染めたての海やプールは一瞬で抜ける!
自宅での適切なケアは、サロンでの施術後の色持ちを大幅に向上させる鍵となります。
ブリーチ毛のヘアカラーを長持ちさせようと思うと、自宅でのヘアケアはかなり重要になってくるため、以下の項目で詳しく解説していきます!
>>>さらに詳しいカラーの色持ちをよくする方法は「【完全保存版】プロが教えるヘアカラーの色持ちを良くする方法15選」で詳しく解説しています!
ブリーチ毛で色持ちをよくする方法は?
ブリーチ毛は非常にデリケートで、色持ちを良くするためにはヘアケアに気を配る必要があります。
ここからは、ブリーチした髪の色持ちを良くするための方法をいくつかご紹介します!
これらの方法を取り入れることで、キレイなヘアカラーを長持ちさせることができます。
ダメージケア
ブリーチ後の髪は非常に脆く、乾燥しやすい状態になっています。
そのため、まずはしっかりとしたダメージケアが必要です。
保湿成分が豊富なトリートメントやカラー用のシャンプートリートメントを定期的に使用し、髪の水分と栄養を補給することを心がけましょう。
もし金銭的にも余裕があるなら、炭酸シャンプーもお勧めです!
染めたての髪の毛に使うことで、髪の毛の修練効果があるためカラーで開いてしまったキューティクルをしっかりと閉じてくれて、毛髪の内部にカラーの色素を閉じ込めてくれます。
>>>カラーの色持ちがよくなる炭酸シャンプーの比較は「【美容師オススメ】カラーの色持ち最強炭酸シャンプーランキング5選」で徹底比較しています!
また、洗い流さないタイプのヘアオイルやミストも効果的です。
これにより、髪の内部に栄養が浸透しやすくなり、色の定着を助けてくれます。
定期的に染める
ブリーチ毛は色が抜けやすいため、定期的にカラーを補うことが必要です。
色味を持続させるためには、2〜3週間ごとにリタッチや全体染めを行うのが理想的です。
2~3週間のカラーが厳しくても、最低でも1か月に1回はカラーをしておかないと、色が抜けて金髪で過ごす期間が長くなってしまいます。
色が褪せる前に少しずつ染め直すことで、キレイなヘアカラーをキープすることができます。
また、色を変えたい、気分を変えたい場合もこまめに染める事でその都度美容師さんと相談できるので、おすすめです。
カラーシャンプーを使う
カラーシャンプーは、特にブリーチ毛におすすめです。
髪の色に合わせたシャンプーを選ぶことで、色落ちを防ぎ色をさらに補充してくれ、色持ちを良くする効果が期待できます。
基本的には、自分のやっている髪色にあったカラーのピンクやシルバー等のカラーシャンプーを使えば大丈夫です!
更に色が抜けて金髪になってきたらおすすめなのが、「ムラサキシャンプー」です。
ムラサキシャンプーには、色褪せや黄ばみを防ぐのに効果的です。
>>>ムラサキシャンプーについての効果は「ムラサキシャンプーの効果と効果的な使用法|キラっとした金髪を消す」で詳しく解説しています!
普段使用しているシャンプーと交互に使うことで、色を長持ちさせることができます。
使用頻度や方法については、商品説明をよく読み、自分の髪質に合ったものを選びましょう!
シャンプー中の摩擦をあまりかけない
髪を洗うときには優しく扱うことが大切です。
摩擦を避けるようにし、泡立てたシャンプーを地肌に優しくのせるイメージで洗いましょう。
シャンプーの際に過度の摩擦をかけると、キューティクルが傷つき、色落ちの原因になります。
また、濡れた髪は非常にデリケートなので、タオルでこするように拭くのではなく、優しく押し当てながら水分を取るようにしましょう。
濡れたらすぐに乾かす
髪の毛が濡れてしまったら「すぐに乾かす」という事が、かなり重要になります。
濡れてしまうと髪の毛に蓋をしている役割を持つ、キューティクルが開いた状態になってしまいます。
そのため、自然乾燥や少し時間を置いてから乾かそうとすると、その間に内部に入り込んだカラーの染料が抜け出て行ってしまいます。
お風呂上りなどは、すぐに乾かすように意識する事が大切です。
また早く乾かす方法として、吸水タオルを使うのも一つの方法です!
熱ダメージを防ぐ
ブリーチ毛は熱にも弱いため、ドライヤーやアイロンの使用には十分注意が必要です。
使用前には専用熱から守る効果のあるオイル等をつけ、低温で使用することを心がけましょう。
温度は140度以下で使用するようにしましょう。
温度が高すぎると、色素が分解されてしまって色褪せてしまう原因になります。
また、アイロンやコテの使用頻度を減らすことで、髪への負担を軽減できます。
ドライヤーを使う際も、髪から少し距離を取り、時間をかけてゆっくりと乾かすようにすると、熱ダメージを防ぐことができます。
ドライヤーに関しても、熱風と冷風を交互に出してくれるドライヤーも出ているので、そういったものを使えば楽に乾かすことができます!
ブラッシングはキューティクルに逆らわないようにする
ブラッシングは、キューティクルの流れに添って行うことが重要です。
髪の毛のキューティクルは根元から下向きにうろこ状に生えているため、キューティクルを逆撫でるようにブラッシングすると、キューティクルにダメージが入ってしまいます。
キューティクルが痛んで開いてしまったり、剥がれ落ちてしまうと内部のカラーの染料を留める事ができなくなってしまい、色落ちの原因になります。
柔らかいブラシを使用することで、髪への負担を減らすことができます。
ブラッシングのタイミングは、濡れていると髪の毛が膨張してキューティクルも開いた状態になっているため、髪が完全に乾いてからが理想的です!
まとめ
- ブリーチ後のオンカラーの色持ちは1~3週間ほどしか持たない
- ブリーチをすると色落ちが早くなる原因とは?
→ブリーチ回数が多いほどダメージも合わさって抜けやすい
→当然ブラウンなどの濃い目のカラーを入れるほうが、色持ちが良いが透明感は出ない
→髪質は細くなるほど色が抜けやすくなる
→プロに適正な薬剤と施術でしてもらう事も大切
→ブリーチならケアブリーチ、オンカラーは高発色のカラー剤がおすすめ
→普段の私生活でも抜ける要因が沢山ある - ブリーチ毛の色持ちを良くするには?
→ダメージケアは必須
→最低でもキレイに保つのであれば1か月以内では染める方が色持ちがいい
→カラーシャンプーを使う
→シャンプーをしているときの摩擦があまりかからないようにごしごし洗うのは避ける
→濡れたらすぐに乾かすようにする
→ドライヤー前には熱から保護してくれるオイルなどを付ける
→コテやストレートアイロンは140度以下で使う
→ブラッシングは根元から毛先に向けて使う
本記事で解説したように、ブリーチ後のオンカラーの色持ちにはいくつかの要因が関わってきます。
まず、ブリーチの回数やオンカラーで選ぶ色味、そして色の濃さが影響を与えます。
髪質や施術者の技術、使用する薬剤の種類も重要です。
そのため、ブリーチを施した髪の色持ちを良くするためには、日頃のケアが欠かせません。
ダメージケアはもちろん、定期的なカラーの施術が推奨されます。
家庭でのケアでは、カラーシャンプーを利用したり、シャンプー中の摩擦を軽減することが効果的です。
また、髪が濡れた状態を放置せず、速やかに乾かすことで熱ダメージを最小限に抑えられます。
ブラッシングの際はキューティクルの流れに逆らわないよう注意が必要です。
これらのポイントを心掛けることで、ブリーチした髪でも鮮やかな色を長く楽しむことができます。
適切なケアを実践し、美しい髪色を維持しましょう。
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