「海やプールのあと、髪が一段明るく赤茶けてギラついて見える…これって戻せるの?」
「染めたては落ち着いてたのに、夏のあいだに勝手に明るくなった気がする。色落ちとは違うの?」
にっしゃんこういった夏の髪の日焼けのお悩みに、美容師歴15年以上の私『にっしゃん』が、セルフでできる戻し方から原因まで詳しく解説していきますね!
結論から言うと、夏に明るく赤茶けて見える髪は、補色のカラーシャンプーで赤み・黄ばみを抑えて補修ケアで手触りとツヤを戻せば、サロンに行かなくても見た目はかなり落ち着きます。
まず先にやるのは、補色のカラーシャンプーで赤茶け・黄ばみを落ち着かせて、補修ケアでパサつきとギラつきを抑えるセルフ2ステップです。
この2つを夜のお風呂で済ませておくと、翌日から明るさが落ち着いて見えてきます。
そもそも色落ちと日焼けは別物です。
色落ちはカラーの染料が抜けることで、日焼けは紫外線でメラニンが分解されて地毛そのものが明るくなる現象です。
原因が違うので、戻し方も少し変わってきます。
海やプール帰り、屋外で長く過ごしたあとに「なんか明るくなった?赤っぽい?」というご相談は、サロンでも本当に多いです。
これはケアの失敗ではなく、夏の紫外線で起きる自然な変化なので安心してください。
この記事を読み終わる頃には「今すぐ戻すケア → 赤茶け・黄ばみ別の抑え方 → なぜ明るくなったのかの仕組み → これ以上焼かない最低限ケア → 次の夏に焼けにくいカラー設計」までが順番にわかります。
夏に明るく赤茶けた髪を今すぐ戻すセルフケア|タイプ別早見と2ステップ


原因はあとの項目で解説するので、まずは今日できるケアの解説からしていきます!
夏に明るく赤茶けた髪は、補色のカラーシャンプーで色みを抑えてから補修ケアで質感を戻す順番が一番手早く落ち着きます。
ただし注意点が1つあります。
セルフで戻せる範囲には限界があります
地毛が紫外線で明るくなった分は、カラーシャンプーでは暗く戻せません。
地毛の明るさまでしっかり戻したい場合は、サロンで色を入れるのが確実です。
同じ「夏に明るくなった」でも、出方は人によって違います。
自分がどのタイプかをまず見つけて、そこだけ読めば答えが出るように早見表にまとめました。
まず補色のカラーシャンプーで赤茶け・黄ばみを抑える
赤茶けて明るく見える髪は、表面に出てきた赤みや黄みを補色で打ち消すと、ぐっと落ち着いて見えます。
選び方はシンプルで、赤茶けが気になるならアッシュ系、黄ばみが気になるならベージュ系を選びます。


アッシュの青みが赤の補色になって、ギラついた赤茶けを落ち着かせてくれます。
実は黄ばみの補色そのものは、紫です。
だから黄ばみには紫シャンプーが王道なのでは、と思うかもしれません。
ただ紫シャンプーが得意なのは、ブリーチでしっかり明るくした髪の強い黄ばみです。
紫とベージュ、どっちを選ぶ?
紫は黄みをしっかり打ち消して、グレージュのような透明感を出せます。
ただし明るさ自体は残るので、黄みをカバーしつつ明るく仕上がるイメージです。
その点ベージュ系は黄みをやさしく抑えながら、地毛と馴染む自然な色に整えてくれます。
夏前の落ち着いた色みに戻したいこの場面では、ベージュのほうが扱いやすいというわけです。
逆に、明るさやグレージュっぽい透明感を残したい場合は、紫シャンプーを選んでもかまいません。
あくまで表面に色みを少し足して、ギラついた赤み・黄みを抑えるイメージです。
使うタイミングは、染めた直後ではなく、夏の日差しで色みが気になってきた今からで大丈夫です。
\ 黄ばみならベージュ/
>>>ブリーチ毛の黄ばみが夏に強く出る場合の対処は「ブリーチ後の黄ばみ消し」にまとめています!
\ 赤茶けならアッシュ /
>>>赤茶けをアッシュで抑えるシャンプー選びは「アッシュシャンプーおすすめランキング」も合わせて参考にしてみてください!


トリートメントの補修ケアでパサつきとギラついた質感を戻す
夏の髪は色みだけでなく、手触りも一緒にダメージを受けています。
表面がパサついて広がると光が乱反射して、実際の明るさ以上にギラついて見えてしまうのがやっかいなところです。
そこでシャンプー後に補修トリートメントをセットで使い、傷んだ表面を整えてあげます。
手触りとツヤが戻るだけで、同じ明るさでも落ち着いてキレイに見えるようになります。



色を抑えるケアと質感を戻すケアは、どちらか片方だと物足りなく感じやすいです。
2つをセットでやると、翌日の見え方がぐっと変わりますよ!
\ パサついた髪のツヤとまとまりを取り戻すならこの組み合わせ /
セルフでどこまで戻る?サロンが必要なラインの見極め
セルフケアで戻るのは、表面に出ている赤み・黄みと、パサついた質感の部分です。
逆に、地毛そのものが紫外線で明るくなった部分は、セルフでは暗く戻せません。
カラーシャンプーは表面に色みを足す道具で、明るくなった地毛を暗く戻せるほど色は濃くないからです。
「赤茶け・ギラつきを抑えたい」ならセルフで十分対応できます。
「地毛の明るさまでしっかり暗く戻したい」ならサロンでの色入れが確実、という線引きで考えると失敗しません。
補修でツヤが戻ると、たとえ同じ明るさでも髪がきれいに見えるので、それだけでも夏の印象はかなり持ち直します。
>>>カラー後のサロントリートメントで色落ちを防ぐ理由と選び方は「カラー後のサロントリートメントで色落ちが防げる理由」で詳しく解説しています!
そもそも、なぜ夏に髪が明るく赤茶けるのか|「色落ち」と「日焼け」は別物


戻し方がわかったところで、なぜ明るくなるのかも軽く押さえておきましょう。
色落ちと日焼けは別物なので、原因がわかると戻し方の理由も理解しやすくなります。
日焼け=紫外線でメラニンが分解されて地毛そのものが明るくなる仕組み
髪の色は、メラニンという色素の量と種類で決まっています。
夏の強い紫外線を浴びると、このメラニンが分解されて地毛そのものが明るくなります。
日本人の髪はもともと赤みのメラニンが多いので、抜けると赤茶けた明るさとして表に出てきます。
これがカラーをしていない人でも夏に明るく見える理由です。
カラー毛は褪色して赤茶ける|寒色が先に飛んで赤み・黄みが残る
カラーをしている髪は、紫外線でさらに褪色が進みます。
このとき、アッシュなどの寒色が先に飛んで、赤みや黄みがあとに残ります。
もともと寒色は分子が定着しにくく抜けやすいので、夏は特にこの順番が早まります。
だから染めたては落ち着いていたのに、夏のあいだに赤茶けて見えてくるわけです。
色落ち(染料が抜ける)との見分け方|根元から明るい=日焼け/毛先中心=色落ち寄り
日焼けか色落ちかは、明るくなっている場所を見ると見分けられます。
3秒見分けチェック
根元から全体的に明るいなら日焼け寄りです。
毛先を中心に明るいなら色落ち寄りです。
両方混ざることも多いので、強く出ているほうから対処すると効率的です。
根元は紫外線を浴びる量が多いので、日焼けの影響が出やすい場所です。
毛先は時間が経って染料が抜けている部分なので、色落ちが先に出ます。



原因がわかると、補色で落ち着く部分と、サロンでないと戻せない部分の区別がつきます。
無理だと感じたらサロンでやってもらう方が安心ですし、むやみに自己流で塗り重ねなくて済むので、結果的に髪も傷みにくいですよ!
これ以上焼かないための最低限の夏ケア


戻したあとは、また焼けないように最低限だけ押さえておきましょう。
本格的な予防は専用記事にまとめているので、ここでは今日からできる範囲に絞ります。
戻したあとに続けたい3つの習慣
この3つを意識するだけでも焼け方は変わります。
- 日中の帽子:直射日光に当たる時間を減らす
- 濡れたら早めにすすぐ:海水・塩素・汗を髪に残さない
- 洗浄力の強いシャンプーを避ける:必要な油分まで奪わない
3つとも特別な道具はいらないので、落ち着かせた髪色を長くキープしやすくなります。
外に出る日はUVスプレーをプラス
帽子やすすぎでカバーしきれない分は、髪にも使えるUVスプレーで補うのもおすすめです。
髪用のUVスプレーは、日中の紫外線による褪色や乾燥をやわらげる予防アイテムです。
明るくなった髪を暗く戻すものではない点だけは、正直にお伝えしておきます。
外出前のケアには、髪にも身体にも使えるナプラのミーファ フレグランスUVスプレー



色を戻すものじゃないけど、これ以上焼けて赤茶けるのを防ぐ役割は大きいですよ!
\ 外出前のUVケアで夏の褪色をブロック /
海・プール・炎天下に行くなら|当日対策と予防は専用記事に任せる
海やプール、炎天下のレジャーは、紫外線も塩素もまとめて髪を直撃します。
当日の具体的な対策や本格的な予防まで深掘りすると長くなるので、この記事では今すぐできる赤茶けの対処を中心にお伝えします。
戻したあとにまた同じことを繰り返さないためにも、出かける前に予防編へ目を通しておくと安心です。
>>>紫外線から色を守る具体策は「紫外線によるヘアカラー色落ちを防ぐ対策」で深掘りしています!
>>>海やプールで一気に色が抜ける仕組みと当日対策は「海・プールでの色落ち対策」で解説しています!
次の夏は焼けにくく|明るく見えにくいカラー設計のコツ


最後は前向きな話です。
次のオーダーをひと工夫するだけで、夏でも赤茶けや黄ばみが目立ちにくくなります。
焼けても目立ちにくいのは暗めのアッシュ・オリーブ系
夏に向いているのは、暗めのアッシュブラウンやオリーブブラウンです。
というのも、髪は明るいほど赤茶けが表に出やすくなります。
はじめから少し暗めに染めておくと、日焼けしてカラーが色落ちしても目立ちにくくなります。
アッシュの青みやオリーブの緑みには、赤みを打ち消す働きがあります。
そのため日焼けでカラーが抜けてきても、赤茶けが出にくいのもメリットです。
夏は寒色を少し濃いめに入れておくと褪色しても落ち着いて見える
寒色は先に抜けやすいので、夏はあらかじめ少し濃いめに入れておくのがコツです。
濃いめに入れておくと、褪色して抜けてきても赤み・黄みが一気に出にくく、落ち着いた範囲で色が変わっていきます。
暖色を生かす場合も、地毛と馴染む明るさにしておくと赤茶けが目立ちにくくなります。
夏でも明るくなりにくいカラーを美容師に頼むコツ
美容師に相談するときは、仕上がりのカラー名より髪の悩みと普段の過ごし方を伝えるのがいちばん伝わります。
「夏に赤茶けやすいので、焼けても目立ちにくい暗めの赤み補正でお願いします」のように伝えると、美容師側も提案しやすくなります。
外で過ごす時間が長いことも一緒に伝えると、日焼けで色が抜けても目立ちにくいカラーを設計してもらえます。
\ 夏の赤茶け・黄ばみを抑えて次のシーズンも楽しむなら /
>>>黄ばみを補色で抑えるベージュシャンプー選びは「ベージュシャンプーおすすめランキング」を参考にしてください!



暖色は地毛と馴染むので、実は夏でも赤茶けが目立ちにくい心強い味方です。
色設計をひと工夫すれば、次の夏は焼けを気にせず明るさを楽しめますよ!
髪の日焼けに関するよくある質問
- 髪の日焼けと色落ちはどう違いますか?
-
日焼けは紫外線でメラニンが分解され、地毛そのものが明るくなる現象です。
色落ちはカラーの染料が抜けて、染めた色が薄くなる現象です。
根元から全体的に明るいなら日焼け寄り、毛先中心に明るいなら色落ち寄りと見分けられます。
- 日焼けで明るくなった髪はセルフで元に戻せますか?
-
表面の赤み・黄みと、パサついた質感はセルフで戻せます。
補色のカラーシャンプーで色みを抑えて、補修ケアで手触りを整えるのが基本です。
ただし地毛が明るくなった分を暗く戻すのは、サロンで色を入れるのが確実です。
- 戻すのにカラーシャンプーは何色を選べばいいですか?
-
赤茶けが気になるならアッシュ系、黄ばみが気になるならベージュ系を選びます。
赤みは青系のアッシュが補色になって打ち消せます。
黄みの補色は紫ですが、日焼け毛はベージュで黄みをやさしく抑えるほうが自然に落ち着くからです。
カラーシャンプーは表面の色みを抑えるだけなので、明るくなった髪そのものを暗く戻すことはできません。
- 日焼けで明るくなった髪に黒染めしてもいいですか?
-
暗く戻したいなら黒染めより、暗めのカラーで色を入れるほうがおすすめです。
黒染めは色素が濃く入りすぎて、次に明るくしたいときに抜けにくくなるからです。
赤茶けを抑えるだけなら、まずは補色のカラーシャンプーで様子を見るのが手軽です。
- 地毛(カラーなし)でも日焼けで明るくなりますか?
-
明るくなります。
地毛のメラニンも紫外線で分解されるので、夏に赤茶けて見えることがあります。
地毛の明るさを戻したい場合は、サロンで色を入れるのが確実です。
まとめ|夏に明るく赤茶けた髪は補色と補修で整えて戻す


- 今すぐ戻すセルフケア|2ステップとタイプ別の戻し方
- 順番は補色のカラーシャンプー→補修ケアの2ステップ。色みを抑えてから質感を戻す
- タイプ別早見:赤茶けはアッシュ系、黄ばみはベージュ系、ギラつきは補修優先
- 黄ばみは紫よりベージュが地毛と馴染みやすい(紫はブリーチ毛の強い黄ばみ向き)
- パサつきは光が乱反射してギラついて見えるので、補修トリートメントで質感を戻す
- セルフは表面の赤み・黄み・質感まで。地毛が明るくなった分はサロンの色入れが確実
- なぜ赤茶けるのか|「色落ち」と「日焼け」は別物
- 日焼けは紫外線でメラニンが分解されて地毛が明るくなる(日本人は赤みが多く赤茶ける)
- カラー毛は寒色(アッシュ)が先に抜けて、赤み・黄みが残って褪色する
- 見分け方は、根元から全体明るいなら日焼け・毛先中心なら色落ち寄り
- 両方混ざることも多いので、強く出ているほうから対処する
- これ以上焼かないための最低限の夏ケア
- 続けたい3つの習慣:日中の帽子・濡れたら早めにすすぐ・洗浄力の強いシャンプーを避ける
- カバーしきれない分は髪用UVスプレーで褪色・乾燥を予防(暗く戻すものではない)
- 海・プール・炎天下の本格対策は専用記事へ(この記事は今すぐできる対処が中心)
- 次の夏に焼けにくくするカラー設計のコツ
- 暗めのアッシュ・オリーブ系にすると、青み・緑みが赤みを打ち消して焼けても目立ちにくい
- 寒色は先に抜けやすいので濃いめに入れると、褪色しても赤み・黄みが一気に出にくい
- サロンではカラー名より、髪の悩みと普段の過ごし方を伝えると提案してもらいやすい
夏に明るく赤茶けて見える髪は、ケアの失敗ではなく紫外線で起きる自然な変化です。
戻し方の基本は、補色のカラーシャンプーで赤み・黄ばみを抑えて、補修ケアで質感を戻すセルフ2ステップです。
まずは色落ちか日焼けかを見分けて、赤茶けはアッシュ系・黄ばみはベージュ系と自分のタイプに合った補色を選びます。
大切なのは、今すぐできる補色と補修でいまの髪を落ち着かせて、これ以上焼かない最低限の夏ケアを続けること。
また、地毛が明るくなった分まで暗く戻したいときは、セルフより美容師の色入れが確実です。
そして次のカラーを暗めのアッシュ・オリーブ系にしておけば、夏も赤茶けを気にせず明るさを楽しめるようになります!



暖色は地毛と馴染むので、夏のリカバリーとも相性がいい色です。
今年の赤茶けを抑えつつ、来年は焼けにくい色で夏のカラーを楽しんでくださいね!
\ 赤茶けはアッシュ・黄ばみはベージュで抑える /











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